スケイブン☆聖夜
『スケイブンの書』発売されましたね! いや〜、感慨深い。
特にクリスマス・イヴ発売ってのがよいですね。ところで皆さん、いかがでしたでしょうか? 自分は週初めに風邪でダウン、クリスマスは溜まった仕事をしていましたw
ところで、自分は大学のサークルに所属していてそのOBなのですが、後輩の学生たちが何と聖夜に野郎ばかりで集まって、発売ほやほやの本書で鼠セッションをするという粋なことをしてくれました。しかも、ほとんどが『ウォーハンマーRPG』未経験者!
その後輩がSNSにノリノリなセッション・リプレイをアップしてくれたので、本人の許可をとって、一部修正の上こちらに転載します。
シナリオは『スケイブンの書』に掲載されている『宿命の奴隷』のスケイブン版のネタシナリオに改造したもの。
『宿命の奴隷』のネタばれはほとんどありませんが、気になる方はプレイ後にご一読いただければ幸いです。念のために改行後に掲載します。
※※※※※ セッション・レポート ※※※※※
ウォーハンマーRPGサプリメント『スケイブンの書』が発売したので、これはやらざるを得ないと思い立ち、鼠シナリオで遊びました。
PC達は今年(主に地下帝国で)大ブレイクしたアイドルグループ“ACB48”のメンバー。行方不明となったメンバーを連れ戻す命を受ける。
※登場する人物、団体は全て架空のフィクションで空想です。
キャラ作成するにあたり、1d10をロール。これで鼠種別が決まるのだ。
1→好きな種別の鼠に生まれてオッケー!
2〜10→おつかれっしたー。
という素敵な仕様。
→今年TRPGを始めた1回生一人だけ1を振って、引きの強さを周囲に見せつける。
で、PCはこの4名。
名前:イヴ(プレイヤーは4回生)
キャリア:鼠雑兵* (種別:偉丈夫鼠)
運命点を2点持つパーティ最強の鼠。ネミネには決して逆らえない(一般鼠から転生させてもらった)**
名前:ライ(プレイヤーは4回生)
キャリア:狂信者 (種別:一般鼠、氏族:弱小氏族)
運命点0点の一般的な鼠。d100で100を振り、狂信者になるw
名前:シチュー(プレイヤーは1回生)
キャリア:鉱夫 (種別:一般鼠、氏族:スカー族)
グレートつるはしを持つ鉱夫系アイドル。運命点は当然0。
名前:ネミネ(プレイヤーは1回生)
キャリア:鼠雑兵* (種別:選ばれし鼠)
生まれもっての勝ち組。歪曲魔術の使い手。勝ち組。
*本来なら、“偉丈夫鼠”の初期キャリアはブラック・スケイブン、“選ばれし鼠”の初期キャリアは見習い灰色の予言鼠に固定になります。
**キャラクターメイキング時に“選ばれし鼠”となったプレイヤーは、他のPCを“一般鼠”から護衛役の“偉丈夫鼠”に変更させることが可能なルールがあります。
冒頭でクリスマスライブ間近の日、ジムショに呼び出されたPC達。ボスよりレッスン途中に行方不明になったメンバーを探して来いと命じられる。
一同「上位ナンバーがいなくなって上にはいあがれるいいチャンスでちゅー!」
ボス「あ、もし当日までに連れて来られなかったら・・・分かってるよな^^」
一同「はいすぐ行きます。」
その後、最後に目撃証言のあった場所への移動中、某アイドル・ユニットから因縁ふっかけられるPC達。逆に下衆っぽく煽り返し、アイドル戦国時代(チュートリアル戦闘)の幕開けとなった。それにしても、このPL達。ノリノリである。
1R目
敵スケイブンが先手を取り、ライ目掛けて突撃。
GM「突撃で武技+10%、命中!」
ライ「受け流しします。あ、失敗・・」
GM「武器が衝撃特性だからダメージ2個振りで・・クリティカル成功wwダメージが21点や。」
ライ「余裕で耐久点0以下・・運命点なんてない」
クリティカル表を振り左腕を損傷するだけで一命を取り留めるも、続くスケイブンの突撃攻撃で敢え無く内臓が吹き飛び即死。まさかのチュートリアルでの死亡者である。
戦後処理と進軍を続けている中、2キャラ目が完成。
名前:ダル
キャリア:鼠奴隷(種別:一般鼠)
賢くなくてもいい。元気に育ってくれれば。
地上のとある集落に辿り着いた一行。
潜行任務に向いてる鼠2匹が村に忍び込む事に。
イヴ&ネミネ「ちょっと村の様子を見てくる。動くなよ」
シチュー&ダル「了解!了解!てひひww」
→お腹が空いたから畑の作物を食うでちゅー!
とか調子に乗ってると、巡回中の民兵に発見され散々追い回される。
イヴ&ネミネ(# ^ω^)ピキピキ
ダル「正直すまんかった。ここ数日で変わった事がなかったか門番に話聞いてくるでちゅ!すいませんでちゅ」
門番「いや、どう見てもお前怪しいわ」→戦闘へ。
その後、民兵の激しい警備を掻い潜りつつ、状況証拠からアタリをつけた場所を捜索。シチューがヒミツの地下通路を探し当て、奥で弱っているメンバーを発見。再会を喜び、チキっているメンバーを励まし、お星様になったライの分まで舞台に立つことを決めた一同。
しかしその背後には巨大な影が!なんと、華麗に民兵を撒いていたと思っていたがスケイブン達は泳がされていただけであったのである。逃げ道のない場所へ。
そして、ラストバトルへ。敵は、ドワーフ/巨人殺し、人間/ネズミ捕り、人間/民兵の3ユニット。
一番強そうなドワーフを集中攻撃する一同。
ネミネ「武技+30%なので命中して、ダメージが・・胴体に8点です!」
GM「弾いたよ」
ネミネ「w(°0°)w」
GM「今度はこっちの番だな。対象は・・ひ弱に見えるシチューに連続攻撃する」
シチュー「受け流し出来ません。打撃回避ありません。運命点もちろんありません\(^o^)/オワタ」
程なく、ミンチになったシチューであった。
ユニットが同数になり互いに、命中はしても打撃回避、受け流しの応酬で拮抗した状況が続く。ちょいちょいお互いにダメージは入っていっていたが。シチューの仇とばかりにモヒカンドワーフを狙うダル。
ダル「命中はする・・ダメージが足に12点!死んだやろ!!」
GM「(少し悩んで)・・運命点や」
一同「なんでもってんねん!」
GM「誰が持ってないと言ったよ!よくもやったな、ダルに連続攻撃」
ダル「ま、また死んだ・・・でも運命点は使わしたで・・・あとは頼んだ」
本日、彼の死亡率200%。
2匹の死で火がついたのか、イヴの一撃でドワーフがクリティカル表へ突入。
GM「ひぇーキツいなぁーd100振って頂戴。くそっ6ラウンド気絶する・・・オワタ。」
これによって戦況が一気にPC側へと傾く。強敵のいなくなったスケイブン達はネズミ捕りと民兵を倒して、(仲間の所持品を奪い)しゃあしゃあと地下帝国へと潜っていくのであった。
クリスマスのお祭りテンションだからやれた一発ネタだったと思います。
確実にウォーハンマーじゃない何かでした。全ての人に感謝。