『ウォーハンマーRPG』ハウスルール 身体武器

 いよいよネズミ本が来週発売ですね。公式ウェブサイトにはプレビューとして最初の数ページが無料公開されていますよ。


http://www.hobbyjapan.co.jp/wh/dlfiles/chr.pdf


 この章は、WH風“萌え”キャラのアメリー女史の書籍の形をとってスケイブンの説明を行なっています(ちなみにアメリー女史の幸薄そうなイラストも1章には載っています)。


 スケイブンの身体的特徴の説明に、前かがみなので背が低くく見えるだけで実は人間大であり、鋭い牙と爪で齧りつき体重をかけて引き倒すとかあります。人間大とするとイラストを見る限りでは、手と足の爪は少なくとも3〜5cm、鋭い牙は大型犬以上の大きさかもしれません。そりゃ、脅威だわなって感じですね。


 し・か・しですね、スケイブンには《肉体武器》はないのですね。あの鋭い牙と爪がハーフリングの拳骨と同レベルの扱い。なんでやん。


 まあ、《肉体武器》自体が武器を持たない動物系クリーチャー用の特技を念頭に置いているからだろ思います。ディーモン以外の人型ではあまり持っていません。例外はヴァンパイアとか。まあ、ジュヌヴィエーヴに爪が鋼のように硬化するって描写があったように思います。あと、グールとか。ここらになると、ちょっとう〜んという感じですね。

 ネズミ本にラット・クローという鋼の爪の格闘補助武器が追加されていてこれが「【筋+】−3」なのですね。《肉体武器》は受け流しができないという大きなデメリットはありますが、スケイブンより身体の小さいジャイアント・ラットの牙と爪が、ラット・クローよりも強いとなるとやはり整合性に問題があるような。


 そもそも、素手の「【筋+】−4」と《肉体武器》の2択しかないのはちょっと無理がありますね。



 そこで、ちょっとしたハウスルールを考えてみました。素手攻撃からドラゴンの牙までも含む《身体武器》という異能をつくり、ランクで分けるというのはどうでしょう?

 例えば、《身体武器1》が人間の素手攻撃扱いで、《身体武器5》が従来の《肉体武器》扱いですね。


身体武器1:ダメージ値【筋+】−4、敵のAP2倍
身体武器2:ダメージ値【筋+】−3、敵のAP2倍
身体武器3:ダメージ値【筋+】−2、敵のAP2倍
身体武器4:ダメージ値【筋+】−1
身体武器5:ダメージ値【筋+】


 《身体武器1》は人間とか、鶏の大きさ以下の小動物とかでしょうか?

 《身体武器2》はスケイブンやグールですかね。ネズミ本には、だぶだぶの服でもスケイブンの爪や牙を防ぐこともあるとあります。なまくらダガー程度の威力って感じですね。後、小型犬程度の小動物もここに含めてよいと思います。

 《身体武器3》は小動物以上で大型動物以下程度の動物用。だいたい人間より大きくない犬とかですかね。猛禽類とかもここでよいかもしれません。

 《身体武器4》は大型の猛獣用です。馬系もここでよいと思います。

 《身体武器5》は熊とか体重が何百キロもある猛獣。後、ドラゴンやディーモンなどのいわゆるモンスター用ですね。



 素手攻撃を強化する《ケンカ慣れ》という異能があります。これは以下の《身体武器巧者》に入れ替えます。


身体武器巧者:身体武器を使用する際の【武器技術度】に+10%のボーナスを得る。また、身体武器のダメージ・ロールに+1のボーナスを得る(ただし、《強打》によるボーナスを累積しない)。この異能が基本的に知的生物のみが修得可能だが、動物を調教することにより修得させることも可能である。


 後、ネズミ本には《黙死拳》というエシン族が使用する秘伝の拳法があります。これは以下の内容に入れ替えます。

黙死拳:身体武器のダメージ・ロールに+1のボーナスを得る。また、身体武器を使用しても敵のAPを2倍に扱わない。


 こんな感じですかね。ネズミ捕りのペットが弱体化するけど、ジャイアント・ラットも弱くなっているからいいよね、みたいなw