『ウォーハンマーRPG3版』続報 その1

 Fantasy Flight Game社のウェブサイトで『ウォーハンマーRPG3版』の新情報が公開されています。何とFAQの形式で一挙に公開です。フルカラーPDFという力の入れようです。


http://www.fantasyflightgames.com/ffg_content/wfrp/warhammer-fantasy-role-play-faq/warhammer-fantasy-role-play-faq.pdf


 でもって、これを極めていい加減ですが訳してみました。省略している部分も多々ありますので、気になる質問はPDFを確認して下さい。そうでなくても、PDFにはカードのカラーイラストなども載っていますので必見ですよ。


問:『ウォーハンマーRPG3版』ってほんまにTPRGなん? ボードゲームちゃうん?
答:3版はほんまもののTPRGやで。ロールプレイの古典的な要素はきっちりあって、そんでもって新たな捻りが効いてるんや。


問:ほな、ロールプレイにカードやらなんやらがTRPGにフィットするん?
答:カードとかシートとかは、参加者がストーリーに集中したりセッションにのめり込みやすくするものなので、ロールプレイの新しいやり方を考えてのものなんや。GMとPCは、これらをゲームの“インターフェイス”として利用できるってもんや。
例えばな、特殊ダイス(custom dice)は行動の成否だけやなくて、物語を彩る追加情報も決めれるねん。アクション・カードはな、技能や能力をもっと簡単に検索できて、他のやり方と比較できるようにするや。スタンス・メーター(stance meter)は、行動の状況と危険性を知らせるもんで、それにどう取り組むかPCに図解してくれるものなんや。パーティー・シートは、パーティーに特色を与えるもんで、パーティーの繋がりやら方向性のための道具なんよ。


 スタンス・メーターってよく判りませんが、1P目のジグソー・パズルみたいなのでしょうね。色が解決手段の技能とかで、それに成功すると次のパーツをつなげるみたいな?


問:基本セットには何がはいってるん?
答:基本セットのごっつい箱には以下のものが入ってるんやで:ルールブック4冊、特殊ダイス36個、アクション・カード154枚(特殊行動や戦闘の特殊行動だけちゃうくて、呪文や祝福のカードも含まれているで)、負傷カード(wound cards)70枚、異能カード45枚、状態カード(condition cards)30枚、精神障害カード30枚、キャリア能力カード(career ability cards)30枚、呪文失敗カード(miscast cards)19枚、部位カード(location cards)12枚、アイテム・カード1枚、キャリア・シート30枚、パーティー・シート5枚、キャラクター・シート1冊、キャラクター管理箱(character keeper boxes)3つ、追跡トークン(tracking tokens)48個、スタンス・リング(stance rings)6個、活性トークン(activation tokens)6個、大型駒立て2個、中型駒立て47個、プラスチック台座12個、疲労トークン(fatigue & stress tokens)39個、問題解決ピース(puzzle-fit stance pieces)40個、問題核心ピース(puzzle-fit centre pieces)5個


 値段からPC用のプラスチック製フィギュアが付属すると思っていましたが、写真見る限りPCの駒は台座にトークンを立てる形態ですね。後々、PC用フィギャ・セットを販売するのでしょうかね? 新キャリアを1〜2個追加したりなんかして。


問:で、なんぼなん?
答:基本セットは$99.95でっせ。


問:基本セットは、いつに発売?
答:今年の秋やよ。


問:『冒険者ツールキット』(Adventurer’s Toolkit)って何なん?
答:『冒険者ツールキット』は、基本ルールをよりおもろくするためのサプリメントやで。これには、50枚以上のアクション・カード(よく使う基本アクションのカードも控えも含まれてるで)、新しい異能カード30枚、新しいキャリアが10個、新しいパーティー・シート4枚とか。まだまだあるんよ。


問:『冒険者ツールキット』はいつ発売? で、なんぼなん?
答:今年の秋やで。ほんで、$29・95や。


問:3版はどんなゲーマー用につくったん?
答:幅広い層に楽しんでもらいたいねん。初心者からベテランまで、ウォーハンマーのファンからそうでない人まで、それぞれの面白さを提供するんよ。


問:これって、戦闘ばっかちゃうん?
答:そりゃ、ちゃうで。まあ、確かにオールド・ワールドは物騒やけどな。けど、血路を切り開く以外にも、色々やることがあるんやで。


問:これって、ウォーハンマーのMMOのTRPG版ちゃうん?
答:いや、ちゃうよ。


問:基本ルールに4人が好ましいって書かれてたけど、どういう意味なん?
答:基本ルールのカードの数とか、GMとPC3人向けにつくってんねん。でも、PC3人以上でも、以下でも遊べるで。人数多い場合は、同じカードを共有したりしてな。
冒険者ツールキット』も導入したら、もっと幅が広がるで。


 従来のTPPGは情報を売るものであって、拡張は情報の拡大にありましたが、こっちは情報とコンテンツの両方で販売拡大を狙うものなのでしょうね。ルールブックだけではプレイできないってことで、やはりボードゲームに近いですね。案外、発売したらコアルールだけPDFで公開したりして?


問:基本ルールの箱の絵って誰が描いてるん?
答:Daarkenさんやで。格好ええな。


問:3版のイラストって誰が描いていくんかな?
答:うちは、イラスト関係はレベル高いやで。ウォーハンマー関連の色々なとこから、質のいいイラストとってくるよって。


問:2版の本を一杯持ってるんやけど、3版で目新しいものってあるん?
答:ウォーハンマーの世界は広大で、未知な地域が一杯残ってる。基本ルールはエンパイアを中心にしたもので、今までにないようなものやよ。

後、プレイに役立つめっさ便利な道具とかも用意するので、それはどの版でも利用できまっせ。


問:2版って新刊でたり、増刷されたりすんの?
答:新版にかかりっきりなるんで、2版の新刊や増刷はないよ。でも、DriveThruRPGとRPGNowで、2版のサプリを期間限定でPDF販売中やよ。


 期間限定だそうです。現在、ネズミ本もリリースされています。ラストチャンスかもしれませんよ。



 以上が、極めて大雑把な訳です。想定内ですが、2版ラインの中止は残念ですね。


 後、ここには触れられていませんが、時代設定はスルザ・レンク軍が侵攻してきた位だそうです。それと、種族ですが、どうやら人間とドワーフ、ハイエルフ、ウッドエルフになる模様? Gen Conの動画で言及されているようですが、ヒアリング能力がないのでさっぱりです。


http://www.fantasyflightgames.com/edge_news.asp?eidn=750


 「足に毛の生えた、ビール腹の奴らはっ?!」とか思いましたが、PDF見る限りではサプリメントで追加されそうな気もしないでもないです。でも、ファンタジーバトルでも影薄いし大丈夫かな、ハーフリング。ノームの二の舞にならないことを祈っております。