『ウォーハンマーRPG3版』続報 その3

 Fantasy Flight Game社のウェブサイトで『ウォーハンマーRPG3版』のパーティー・シートが公開されています。


http://www.fantasyflightgames.com/edge_news.asp?eidn=768


 例によって関西弁のええ加減な訳を作ろうと思ってましたが、今回はシートの画像の説明をしようと思います。多分、この方が判りやすいかと思います。




 これがパーティー・シートです。Gang of Thugs(悪漢集団)なので、ゴロツキの一団ですね。名前の下にParty Tension Meterとあります。Tensionは「テンションあがってきたでぇぇ」のテンションではなく、緊張の意味あいですね。“パーティー緊張メーター”と仮にしておきます。一番上に三角形が10個並んでいますね。ここにマーカーをおいてパーティーの緊張度を示すようです。5と10は青色になっていますね。Party Tension Meterの下にその時の効果が書かれています。5だと「パーティーのすべては1ストレスと1疲労を受ける」で、10だと「パーティーのすべては耐久力を1点失い、頭領が皆の頭をどつくことで緊張度は0に戻る」とあります。これは、例えば交渉などで使用するのでしょうね。また、パーティー・メンバー同士の関係、チームワークにも利用するようです。つまり、パーティーがいがみ合っていれば上がり、仲直りなどのロールプレイをすれば下がるようです。


 中央の右側にある円がFortune Pool(幸運点プール)です。プレイを通じてGMが幸運点を与えると、それは円の中央に蓄えられます。パーティー・シートの幸運点が一定量に達したら、運が一巡りして、パーティーの個々のメンバーの幸運点が1点回復するそうです。このルールを見る限りでは、3版の幸運点は従来のものとは別みたいですね。


 パーティー・シートの下部にはTactic(戦法)という、いかにも別のカードをスタックさせる部分があります。これが、どうやらParty Talent Sockets(パーティー異能ソケット)みたいです。キャリア・シートにもこのソケットがありますが、当然数が限られます。キャリア・シートにスタックできなかった異能カードを1枚だけ、このパーティー・シートにスタックすることができるそうです。そうすると、この異能の恩恵をパーティーの全員が受けることができます。効果を発揮するためにカードを捨て札にしなければいけない異能は、パーティーのメンバーひとりが使用したら捨て札になります。


 最後に下のLegbreakersと書かれた部分です。これがParty Ability(パーティー能力)で、パーティー・シートのスタックした異能カードを捨て札にすることで、発揮できる能力になります。これは、もちろんパーティー・シートによってことなります。Legbreakers(脚折り集団)の能力は「セッションに1回、パーティーのひとりが幸運点を1点消費し、幸運点プールを空にすることで、パーティー全員に対して、幸運点を1点消費するごとに1ラウンドの間、すべての攻撃のダメージを+1できることを可能にする」というものです。



 以上が今回判明した謎のパーティー・シート情報の概略です。個人的には、説明を読んでも、やはりピンときませんね(笑)。いや、何というか全体像がつかめてないなかでこれだけ見ても、よく判らないという感じかな。ただ、ここら辺のルールを見る限りでは、リアリティをバックボーンとしたシステムではなく、やはりボードゲームに近い思想を感じますね。ゲームをゲームとして盛り上げるためのシステム設計というか。