ダーク・サンのアメコミ(その2)!

 ダーク・サンのアメコミをとうとうゲットしました。今回は誰得かもしれませんが、これの紹介です。


Dungeons & Dragons: Dark Sun - Ianto's Tomb

Dungeons & Dragons: Dark Sun - Ianto's Tomb


 こちらは132ページのハードカバー。ハードカバーのアメコミって珍しいですね。Ianto’s Tombって副題がついているように、墳墓のダンジョンハックがメイン……ってなわけではありません。


 5章の構成になっており、1章は以前も紹介した無料公開のとおり砂漠の逃避行になります。


http://www.wizards.com/dnd/files/DarkSunpreview.pdf


 逃亡剣闘士の主人公とバードが、『コロス』やら『いや、あんたは俺を殺したくないって』みたいなツンツンデレデレやってたら、いきなり巨大エイがでてきて「俺たちの冒険はこれからだっ!」みたいなノリですね。


 この後の展開が気になった人もおられるかもしれないということもあるかもしれませんが、ネタバレになるので言いません……ってのは酷なので、ちょっとだけ。


 飛行中の巨大エイの背中に居る主人公たちはどうするのか?


 答え:剣闘士はおもむろにダガーでエイを刺し続ける。


 バードが『ちょ、おまっ』って感じ問い詰めますが、『砂海を泳ぎたいのか?』と知らんぷり。


 当然、エイから落ちて砂海に転落。頭から突っ込んだバードが『おれ、死んだのか?』と尋ねると、剣闘士は『いや。でも、そうしてやろうと思ってる』とツンツンツン。


 このまま、野郎二人のツンツンデレデレが続くかと思えば、ちゃんと女のヒロインもでてきますよ。


 まあ、ネタバレはこんな感じで。



 後、D&Dのアメコミらしいと思ったのは、巻末にこのコミックを再現した遭遇が3つもついています。これらは、12レベルのキャラクター2〜3人用の伝説級の遭遇になります。そして、主人公の剣闘士とバードのデータも。こちらは、25レベル神話級! なんでやねん。まあ、よく判らないですが、このコミックがハードカバーなのはD&Dサプリ扱いだからなのかな?


 アメコミですが、文章量は少なくて絵柄と雰囲気でなんとなく理解できる部分が少なくないかなと思います。イラストをみるだけでも楽しいですし、ダーク・サンのファンならファンアイテムとしても購入するのも手かも。


 そういや、イラストでツボったのが1点。マイク・ミニューラ氏の影響を受けている感じの絵柄なので、ティーフリングがヘルボーイにそっくりです! 一見の価値ありですよ。