D&D Next 『DMG』発売されました!

 今回は『D&D Next』。Dungeon Master’s Guideがついに発売され、基本三冊がそろいましたね。そこで、今回は『DMG』。プレイを通じてこのルールは『DMG』の説明を読むまで詳しい部分は判らないと思っていた箇所が、どうなっていたのかざくっと紹介しますね。




 まずは、基本ルールである抽象戦闘での範囲魔法などの扱いについて。15ftConeのバーニング・ハンドで何体の敵を巻き込めるかとかですね。これについては、例えば15ftConeなら15÷10=1.5、切り上げで2体巻き込めるという感じに数値化されるようになっています。軽さがNextの戦闘の強みなので案外いい感じかも? 後、大勢の敵の処理について命中率によって被弾率を決定する選択ルールなんかもあります。50%程度で命中なら、2体攻撃したら1発被弾みたいな感じです。これでゴブリン30体だしても大丈夫?!

 しかし、抽象ルールを採用したら機会攻撃など活用が難しくなるルールなどもあります。特技に長柄武器を使用していたら、間合いに入った敵を攻撃できるものがありますが、これなんか特にそうですね。

 そこで、スクェア戦闘のオプションルール。挟撃なども追加されています。また、ヘクス戦闘ルールなどもありましたよ!

 ただ、これらを使用するには細かいことを詰める必要があると思いました。当然、記載があると思っていた15ftConeの形状や大型キャラの間合いなどのフォローがないのですね。これは、プレイグループ毎に決めるのが前提なんでしょうね。3.5版をメインで遊んでいたから、そのルールを流用とか。


 次はインスピレーションのルールについて。これはロールプレイによってダイス・ロールへのボーナスを得るルールです。どの頻度で与えたらよいかという目安がDMGで提示されました。基本は1セッションに1回とのことです。思ったよりも少なめって感じですね。もちろんGM裁量によって調整してよいとされています。

 3版や4版は、全員が基本同じルールで遊ぶという前提が強かったように思います。レギュレーションなどの差があっても、ルール運用は同じって感じですね。これに対してNextはプレイグループ毎にカスタムされたD&Dで遊んでねってベクトルを強く感じます。ここら辺は新たな戦略なんでしょうかね?


 最期にDMGにマジック・アイテムが追加されてます。ちょっと驚いたのが武器と鎧のボーナスの最大値が+3までってことですね。能力値の最大値が20。習熟ボーナスの最大値が+6。攻撃ボーナスの最大値は基本+14ってことですね。3版や4版と比べるとダイス・ロールの比重が高くなっていますね。

 後、今回マジック・アイテムのイラストが多く載っているのですがこれがいいですね。Nextのイラストは大人しめな感じですが、雰囲気がよいものが多いですね。特にお馴染みのバック・オヴ・ホールディングスは一見の価値がありますね。ちょっとイラっとする顔の模様が着いてます。センディング・ストーンは、恋人たちはスマホのようにこれを持って会話するのかなとか考えるとほっこりするようなちょっと異様な形をしてますねw


 これで基本三冊がそろいました。Nextはあまり遊べていないのですが、これを機にやっていこうと思っています。