DAC2010に参加しました

 日本のD&Dファン最大のコンベンションDAC2010に参加しました。


 今回は宿泊先がスタッフの方と同室だったのですが、つくづくこの方々は凄いと思いました。1日に200名近い方が集まるのですよ? スケジュール調整、場所確保、データ管理、トラブル対応。膨大な仕事の上にコンベンションが成り立っていますね。これを各人がボランティアでやられているということは、頭が下がるばかりです。本当にありがたいことです。


 16日は4版でダーク・サンのキャンペーン・セッティングを舞台としたDMをやらせていただきました。やはり、ダーク・サンのセッティングはいいなぁと再確認。かなり尖ったワールドなのですが、参加してくれたプレイヤーの皆さんの食いつきは良かったです。やはり、判り易いのですね。世紀末ファンタジーと言えば『北○の拳』のイメージが強いので、「荒野でヒャッハー」で通じるのですね。


 もちろん、ダーク・サンは『北斗の○』のファンタジー版ではないわけですが、イメージし易いということは重要ですね。また、ダーク・サンの特徴として、既存のD&Dワールドの変化球的設定が多いということがあります。ハーフリングが食人種族というのは、インパクトありますし。


 目新しいけどよく判らないのではなく、目新しいけどなんとなく理解できるという点がいいのですね。これはよく考えてみれば、『PHB3』のサイオニック・クラスにもいえることですね。増幅とか目新しい点もあり、かなり尖った感じですが、既存クラスの延長上で扱える範囲なんですね。信仰パワーがない代わりにサイオニック・パワーが発達しているという設定以外にも、尖った新クラスと尖った新世界という点でダーク・サンはサイオニックっと親和性が高いとも思います。


 セッションの方は「奴隷解放+砂漠の逃避行」をテーマにしたもので、無事奴隷たちを解放しました。参加していただいたプレイヤーの皆さまにも楽しんでいただけた模様で、自分もDMしていて楽しかったです。


 いや〜、ダーク・サンっていいですね!



 17日はairoさんの4版12レベルセッションのWeb of Chainsに参加させていただきました。伝説級は、プレイヤーとしてもDMとしても未体験でして、大変楽しみでした。また、DMのairoさんは、もの凄い情熱を持った方で、本作はDungeon誌掲載のシナリオなのですが、自作ともいえるほど手を加えておられ、また戦闘バランスも何度もテストプレイをされて調整されていました。セッション中にもその情熱が伝わってきました。この姿勢には頭が下がります。

 で、セッションについてですが、めっさ楽しませてもらいました! DMのairoさん、他のプレイヤーの皆さま、どうもありがとうございました!

 後、勉強になりました。やはり、実プレイしないとバランスとか実感できないのですね。伝説級は1ラウンドにかなりの高ダメージがでるということですが、どの程度かつかみかねていたのです。強くなったと言え、毎ラウンド強力なパワーを使えるわけでも、アクション・ポイントをつぎ込めるわけでもないですし。でも、実際やってみましたら、PC各々はもちろん伝説の道などで強化されていますが、なにより連携による効果が英雄級よりも凄いことになっていて、想像以上のダメージが叩き出されていました。自キャラで言えば、渾沌のソーサラー・アーデントのデュアルクラスで、伝説の道はエッセンス・メイジでしたが、ケイオス・ボルトの連鎖によって1ラウンドで軽く100ダメージ以上出せたケースもありました。級が変わることは、単にレベルが上がっただけ以上の変化だと実感したわけです。


 D&Dを遊び倒した濃密な2日間でした。スタッフの皆さま、遊んでいただいた皆さまありがとうございました!