『ケイオス・イン・ジ・オールドワールド』発売決定!

 翻訳のお手伝いをさせていただいたウォーハンマーボードゲーム『ケイオス・イン・ジ・オールドワールド』の発売が確定しました。

 (株)ホビージャパンの特設サイトはこちらです。

http://www.hobbyjapan.co.jp/citow/


 Amazonでも予約が開始されていますね。11月25日発売の模様。


ケイオス・イン・ジ・オールドワールド 日本語版

ケイオス・イン・ジ・オールドワールド 日本語版


 このゲームは混沌の四大至高神となって、オールド・ワールドの覇権を巡り、えげつないパワーで持って領土争いをくんずほぐれつやり合うという、酷ぇゲーム(褒め言葉)ですぜ!


「戦闘フェイズ前に攻撃でコーン。ヒャッハー、Die、Die!!」

「このブラッドレターとカルティストは、問答無用で腐って溶けるでナーグル」

「その駒、わたしのど・れ・いネッシュ」

「ロード・オヴ・チェンジをキスレヴからブレトニアに転移でチィーンチ」


 何かすごく面白そうでしょう? もちろん、ただのキャラものゲームではないですよ。最北のノーシャから、最南の悪たれ平原までのオールド・ワールドの9つの地域の支配権を争うゲームなのですが、勝利条件が複数用意されておりただ単に領土を取った者勝ちではありません。基本的に地域を汚染させた度合によってもらえる勝利ポイントを競うのですが、それとは別に各邪神には推奨行動があり、それを達成すると脅威ダイヤルというものが進みます。これは進むごとに特典をもらえるだけでなく、最後までいくと問答無用で勝利になります。例えば、コーンは敵の駒を殺して除外することが推奨行動。極論、領地拡大ほっぽらかして、殺戮だけしていても勝利を目指せるわけです。なので、相手の汚染拡大を防ぎつつ、推奨行動の足も引っ張らないといけないわけです。

 あと、オールド・ワールドの住人も何もしないわけではありません。その地域の駒1体を強制除外する英雄トークンというのがあります。また、オールドワールド・カードというイベント・カードを毎ラウンド引くことになります。これは、スケイブンがワープストーンを発見とか、全然人類のためにならないものも多々ありますが、聖杯が見つかってブレトニアとその隣の1つ地域の混沌汚染が全部リセットみたいな鼻血もののものもあります。後、オールドワールド・カードの山札全部なくなると、問答無用で人類の勝利になります。


 骨子はシンプルですが、複数の要素を考慮しないといけないという、シンプルだけど奥の深いボードゲームじゃないかなと思います。ウォーハンマー・ファンだけでなくて、ボードゲーム・ファンの方にも十二分に楽しんでもらえるクオリティだと思います。スケイブンに鼠人間とルビをふったり、翻訳もボードゲーム・ファンの方を意識したものにしています。あ、「オールド・ワールド」じゃなくて「オールドワールド」なのもそのためにですね。「オールド・ワールド・カード」とか読みにくいですので。


 最後にこのゲーム、自分の担当の邪神が他のプレイヤーのも判りやすくするために語尾に名前を入れることってルール化されていまスラーネッシュ。気になる方は現物でお調べ下さいティーンチ。